Kompira

Menu Menu

System operation glossary

RPO ( Recovery Point Objective)

RPO(Recovery Point Objective:目標復旧地点)とは、事故や災害などの障害が発生してデータが損壊・紛失した際に、少なくともどの時点のデータを復旧しなければならないかを決める指標です。このような場合のデータの世代・古さを表しています。

例えばデータが損壊した際に、「消失した直前まで記録したデータを復旧」の場合はRPOは0秒
「消失した1日前までを記録したデータを復旧」の場合のRPOは1日となります。

RPOは事故が発生した際に、直前まで記録されていたはずのデータを諦める事を意味するため、データの正確性・完全性を要求されるような場合(金融での決済処理など)のRPOはゼロ秒に近いものになります。逆にデータがめったに更新されないようなシステムの場合にはRPOは数日レベルで長く設定できる場合もあります。

RPOを短く設定する場合には、データが発生・更新される毎にデータのコピーを用意する必要があるなど、対応するための技術要件、予算が高くつく傾向があります。逆にRPOが長い場合には非稼働時間帯に取得した日次のバックアップなどで対応できます。