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System operation glossary

パブリック/プライベート

IT業界では、システムを配置する環境が公開されている場合は「パブリック」、限定されている場合は「プライベート」と称します。例えば社内・家庭内などは「プライベート」、不特定多数にアクセスされるWebサーバー、公衆無線LANやホテルのWiFiなど、第三者が参加しているネットワークは「パブリック」の扱いになります。

パブリック/プライベートと環境を区別するのは、設定するセキュリティーレベルに差をつけるためで、一般的にはパブリック環境には厳しいポリシーが設定されることが一般的です。

プライベートな環境はファイヤーウォールなどで区切る境界防御モデルであり、プライベート環境内にあるノード/機器間は相互に信頼性があるという前提があります。近年ではプライベート内でも相互信頼関係を想定せずに、全てのアクセスを検証するというゼロトラストモデルが提唱されています。

プライベート環境のネットワーク内の機器は、それぞれ固有のIPアドレスを割り当てられます。これをプライベートIPアドレスと呼び、以下の番号が用意されています。
10.0.0.0~10.255.255.255
172.16.0.0~172.31.255.255
192.168.0.0~192.168.255.255
一般的には小規模のクラスC 192.168.xxx.xxx を利用され、多くのPCやルーターのデフォルトに設定にされています。パブリックのネットワークにはNATなどのアドレス変換を行う機器を経由してアクセスします。