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System operation glossary

マルチクラウド

複数のクラウドサービスを組み合わせて最適な環境を実現する運用形態を意味します。例えば、クラウドベンダーA社のデータストレッジでデータを収集・保存、B社のデータベースに転送して集計・分析、C社の基盤でデータ提供のWeb/APIサービスを行うという具合に、処理のフェーズごとに向いているクラウドサービスを、それぞれのベンダーから選択して組み合わせるという方法も考えられます。またシステムのバックアップ環境を複数のベンダーのサービスを利用して構築するなどの方法もあります。このように、それぞれのクラウドサービスの良いところを組み合わせて、業務システムを構築するのがマルチクラウドの考え方です。

 

マルチクラウドのメリットとしては

(1) リスク分散:特定のベンダーの障害によるサービス停止を防ぎます。

(2) カスタマイズ性:独自の要件やコスト観点からを実装に必要なサービスを選択できます。

(2) ベンダーロックインの回避:特定のベンダーに対する依存性を低減します。