DXの答え合わせの年
遅まきながら、新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
皆さんにとって充実した一年になりますように。
今年はアメリカではトランプ大統領の就任予定です。就任前からさまざまな圧力をかけてニュースになっております。 IT業界ではバイデン政権下でのAI規制に関する大統領令の撤廃、関税による半導体産業の米国内製造を促進する方向などを表明しています。 また上記とは別に10/14にはWindows10のサポート終了が控えています。
2018年に経済産業省が警鐘を鳴らした「2025年の崖」の時期が到来しました。当時予測された最大年間12兆円の経済損失のリスクに日本企業は現在直面しています。
主な問題点を軽く復習すると
レガシーシステムの老朽化・複雑化・ブラックボックス化
IT人材の不足
基幹システムの21年以上経過が約6割に到達
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.html
事業環境に関しては、2018年から比較してあまり変わっていないかなと思います。米国のビックテック主導は相変わらずですし、最近のAI関連についてもNVIDIA社の台頭やOpenAI社やAnthropic社などの各社がしのぎを削っています。また中国企業も無視できない存在となるでしょう。
改めて「2025年の崖」の2025年の展望を見てみますと、指摘されている人材不足に関しては、程度の評価の大小はあれ、現実のものとなっています。一方、雇用における報酬水準に関しては2倍程度と目されていましたが、全く届いていません。肝心のレガシーシステムの残存状況に関しては、まとまった調査資料などはまだ出てきていないようです。
総論としては、遅れまくったIT施策が原因で日本経済が海外勢と比較して大きく劣後するのではという指摘に関しても、そこまで酷い状況では無いと思います。崖から落ちるほどではないにせよ、下り坂を転がっているような状況でしょうか。企業は、この変革期を乗り越えるため、引き続き迅速な対応と戦略的な投資が求められています
弊社も、2025年も運用業務の自動化・効率化に向けて邁進してまいります。
引き続きよろしくお願いいたします。