2023年は生成AIの一年でした
2023年の総括をするにあたって、昨年は何を書いていたかなあと読み返していましたら、ちょうどコロナ8波の真っ最中でした。
世の中の雰囲気は確実にコロナ前に近づいてきましたが、新しい変異株JN.1が急増しているという報道もあります。
必要な対策を取りつつ、年末・年始を楽しんでいただければと思います。
今年は昨年に引き続いて、AI利用を模索した1年だったと思います。
いろいろなPoCが立ち上がり、使いどころが検討されたという話をあちこちで耳にしました。
開発者向けのプログラミング支援などは先に利用が進みましたが、Win11やEdgeブラウザにもCopilotが導入され、OfficeにもAI支援の機能が追加されました。
今後もあれこれ情報処理関連ではAIによる作業支援が進むと思います。
2011年に元ネットスケープ創業者マーク・アンドリーセンの”Software is Eating the World(ソフトウェアが世界を飲み込む)”というコラムが話題になりました。多くの産業がソフトウェア企業に置き換わっていくという指摘でした。
これはデジタルプラットフォームによるビジネス変革”DX”の予言であったと思います。
さまざまな仕事がソフトウェア化されていくなかで、AIが職を奪うという議論は以前からなされていました。
10年ほど前に話題になったオックスフォード大のカール・フーレイとマイケル・オズボーンによる
“The Future of Employment: How Susceptible are jobs to computerisation?”という論文で、数値モデルを設計し、
様々な業種が自動化される可能性を予測しました。
次のサイトでは、フーレイとオズボーンのモデルによる、ある職種が自動化される可能性を表現したものです。
https://lynceans.org/all-posts/will-your-job-be-done-by-a-machine/
これによるとIT関連の職種は比較的低めなのですが、”プログラマー”だけは48.1%と比較的高い数字です。
10年前の発表なのですが、なかなか示唆的な数字ですね。
今年も1年ありがとうございます。
2024 年が皆様にとりまして、健やかで輝かしい年になりますことを祈念しております。
また、来たる新年もご愛顧賜りますよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
どうぞ良いお年をお迎えください。