先週にOpenAI社サム・アルトマン社長の解雇のニュースについて書いたのですが、その後の急転直下でのマイクロソフト社への入社～OpenAI社への復帰。取締役会も一部再編され、解任騒動はひとまず収束しました。
結果的にはOpenAI社との協力体制を強化できたマイクロソフトが有利になったと目されていますが、そもそも今年初頭に1.3兆円の巨額投資を表明したわけですから、投資先が爆発四散したとなれば結構な痛手になった可能性もあります。
もともとの解任の理由についても、いまだにハッキリとした発表はなされていないと思います。

開発中の新技術「Q*(キュースター)」をめぐるスタンスの違いなど、さまざまな憶測を呼びましたが、いまだに火種がすくぶったままなのか、しばらくは注目されることでしょう。
計算や数学的推論に関する弱点の強化については、Mathematicaの開発者、スティーブン・ウルフラムさんの著書「ChatGPTの頭の中」という本が参考になると思います。