こんにちは。フィックスポイントの冨です。

今年も6/8より弊社主催のオンラインイベント OpsSummit 2022を開催いたします。
https://www.kompira.jp/opssummit2022/

今年のテーマは「メタバースが実現する世界と、それを支えるシステム運用の未来」ということで、メタバースを中心に様々な技術、ビジネスにまつわる話題についてお話頂きます。「メタバース」に関しては懐疑的なものも含めていろいろ意見が交錯する中、推進派が何を見ながらどこに向かって取り組んでおられるか、非常に興味深い場を提供出来るのではと思います。

また「メタバース」と並んで話題に挙がってきているキーワードとして「Web3.0」があります。平将明議員を座長とするNFT制作検討プロジェクトのトピックが報道されていましたが、これに関しても是々非々の意見が取り交わされています。
「Web3.0と言っているが、中身はWeb技術とは関係が無い！」
「お金儲けの話題ばかりが先行している」
などの批判の声も大きいですね。

OpsSummit 2022の講演でもWeb3.0に言及されている方もおられるのですが、弊社の若手も「キーワードは耳にしたことがあるが良くわからない」という声もありました。ブロックチェーン、NFT、DAOなど、様々なキーワードが混在しており全体像が見えにくくなっているように感じます。

Web3.0の根っこの部分は、テックジャイアントによる寡占状態に対するカウンターカルチャーとしての分散アーキテクチャーがあると理解しています。その上にブロックチェーン技術の応用である変更困難なストレージ、プライベートトークンなどがのってきて、それらを利用したアプリケーション開発やDAO（Decentralized Autonomous Organization、自律分散組織）といった新しい組織形態が模索されているといった状況です。

技術面のみならず、ビジネスへの応用と関連法令、特に暗号資産系のトークンに関わる税制は大きな課題でしょう。
次のITの方向性として提示されている「メタバース」にせよ「Web3.0」にせよ、まだまだ玉石混交で試行錯誤の段階です。
とはいえ、うかうかしていると、気づいた頃には外国勢にイニシアチブを握られる危機感もありましょう。
今、何が起こっているかは理解しておきたいところです。