日本のDXの最前線
こんにちは。フィックスポイントの冨です。
いよいよ来月から正式にデジタル庁が発足し、行政のDXに向けて活動を始めるわけですが、
先月の七夕の日に総務省から「自治体DX推進手順書」という文章が公開されています。
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei07_02000116.html
昨年のコロナ禍対応で多くの行政手続きの効率やスピード感が問題視されてきましたが、
ようやく危機感を持って動き出そうとしているのがわかります。
「手順書」を読みますと、法律で義務付けられた自治体システム標準化や行政手続きの
オンライン化といった、各自治体システムが準拠すべき要件をいかに進めていくかという視点と、
各自治体が独自に主体的に行うDXがあることがわかります。
後者の独自のDXについては、参考事例集に多くの事例が紹介されており、かなり読み応えがあります。
https://www.soumu.go.jp/main_content/000759001.pdf
行政についても生き残りをかけてDXを推進しようとしているわけですが、
”DX”の現場での取り組みに関しては、どのような人達がどのように取り組んでいるか、
克明な取材をされた良著をご紹介します。
ルポ 日本のDX最前線 (酒井真弓)
https://www.amazon.co.jp/dp/4797680741
弊社主催のオンラインイベントに2年続けてご登壇頂いた経産省の田辺様も登場されています。
それぞれの持場でどのような危機感や課題をもって改革を進められているのか、
それらの取り組みの背景や推進の思いなどが丁寧に記載されております。
「DX」といっても何をしていいか分からず、ツールの検証をして終わってしまっている方には、
一読の価値があると思う内容でした。