2021/03/24
定型業務をプログラマブルに
こんにちは、フィックスポイントの冨です。
業務改善の取り組みのうち、定型業務の実行を自動化するのは時間効率を上げる1つの手段です。
とはいえ、現場にヒアリングをすると「私たちの業務は特別で、単純ではないんですよ。ほとんどがイレギュラーなので・・・」といった言葉はよく耳にするかと思います。
ちょっと脱線しますが、NHK教育で「テキシコー」という子供向けプログラミングの番組がありました。
そこで紹介される「プログラミング的思考」とは
・分解(小さく分けて考える)
・組み合わせ(手順の組み合わせを考える)
・抽象化(パターンを見つける)
・一般化(大事なものだけ抜き出して考える)
・シミュレーション(頭の中で手順をたどる)
の大きく5つです。
これらのプログラミング的思考力は、いわゆるシステム開発やプログラムのコーディングの時に必要となるだけでなく、日常的な業務の構造を解きほぐすのにも必要でしょう。
言うなれば、定型業務をいかにプログラマブルなものに見直せる力こそが、自動化実装を進める最初の一歩になりうるのだと思います。
上記の「テキシコー」でも作業の段取りを工夫する事で、必要な工程数が削減できる例を紹介していましたが、実社会でも求められる能力の一つでしょう。
「イレギュラーな業務が多い」というのは、実は「抽象化」する力が強ければ、もっとシンプルに出来るかもしれません。