Kompira

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ユーザー
インタビュー

User Interview

ユーザー

アイビーシー株式会社

導入時期

2012年~

大量アラート発生時の人員不足・品質の課題と、
お客様のコスト削減を同時に実現

アイビーシー株式会社様

アイビーシー様は、2002年の創業以来「ネットワークインフラの可視化」を合言葉に、一貫してネットワークの性能監視にこだわり続けるネットワーク・インテグレーターです。
自社サービス「System Answer G3」とKompira Enterpriseとの連携を皮切りに、今回はKompira AlertHubをご導入頂いた経緯についてお話をお伺い致しました。

  • プロダクト&サービス統括部 / 統括部長
    橋本和也様

解決した
かったこと

大量に発生するアラート対応を、
より細かいレベルで制御したいという大きなニーズがあった

Kompiraを導入することで解決したかった課題はどのようなことでしたか?

橋本:私たちはSystem Answer G3という監視製品を提供しているのですが、以前から運用の中でアラートが大量発生した際に、今より細かいレベルで制御したいというニーズがありました。
しかし、自社製品単体で全てを制御するのは限界があるため、どうやって解決しようか考えていたところにKompira AlertHubのリリースの話を聞きました。Kompira AlertHubの検証を実施し、この課題が解決できることがわかりましたので、最終的に導入を決定しました。

アラートを集約したいというのは、お客様からのご要望でしたか?

橋本:お客様のご要望だけでなく、自社の運用の効率化を図る意味も大きかったですね。私たちはSAMSというMSPサービスを提供させて頂いているのですが、アラートを集約しないと自社の人員や工数がずっと増え続けることになります。そのために運用を効率化する必要があり、お客様にKompira AlertHubをご提案した結果、採用頂くことが決まりました。

人員不足や品質の課題があったのでしょうか?

橋本:そうですね。今まで色々なお客様の運用を見てきましたが、同時に大量アラートが発生した際の課題は大きくて、当然品質にも影響します。
さらにお客様の目線で言うと、私たちのサービスはアラートの発生件数に応じて月額の課金体系が変わりますので、お客様に直接負担を強いることになってしまうのも課題でした。
お客様の課題と自社の課題、その両方を解決できるソリューションがKompira AlertHubでした。

Kompira
選択の理由

初期導入のしやすさと、
今後のサービスの発展性が選択のポイント

Kompira AlertHubを採用頂いたポイントはどのようなところでしたか?

橋本:フィックスポイントさんとは、2012年のSystem Answer G3とKompira Enterpriseの連携からお付き合いをさせて頂いていますが、Kompiraシリーズを利用した運用自動化が強みだと思っています。運用自動化に関しては今後自社でも強化して行かなければいけない部分でもありますので、協業を通して今のニーズにあった自動化ソリューションが提供できればという今後の発展も含めて採用させて頂きました。

他社製品とは比較されたのでしょうか?

橋本:同時並行で検証したソフトウェアもありました。細かい制御はかなりやれるところがあったのですが、作り込みのところで運用上どうしても重たかった。最低限度の機能要件はどちらもクリアしていたのですが、将来的な自動化という部分にフォーカスして考えた時、Kompira AlertHub との組み合わせのほうが両社のビジネスが発展できるのではないかと考えました。
さらに、Kompira AlertHubはクラウドサービスで提供されているので、初期導入コストをだいぶ抑えて導入することができたと言う印象です。

プロジェクトは何名体制で、期間はどれくらいかかりましたか?

橋本:初期導入は全然工数がかかりませんでした。むしろ、Kompira AlertHubの利用方法の理解に時間をかけたという印象ですね。それでも一人月はかかっていないと思います。
検証結果の報告やレビューは私もメンバーとして対応しましたが、検証自体は2名でやっていました。Kompira AlertHubの検証に専念しているメンバーはいませんので、空いた時間に1日1時間~2時間くらいで対応していましたが、それでも一ヵ月程度で出来ましたね。
初期構築がないことで導入フェーズが短期間で済んだことと、要望に対するフィックスポイントのレスポンスもとても良く、非常に早く導入できたと思っています。

導入の効果

自社のリソースは自社の強みに生かしながら、
効率的なサービス提供にはAlertHub導入が最適だった

自社開発の選択肢との比較はしましたか?

橋本:自社開発と言う選択肢もあったのですが、やはり自社だけだとスピード感を出すのが難しい。私たちの提供するSystem Answer G3単体で全部やってしまうというのも選択肢としてはあったのですが、そこの開発工数はだいぶ重たいという印象がありましたので、その部分は他社製品を使うほうが良いだろうと考えました。
当社の製品は、アラートを細かいレベルで制御する機能にはあまり取り組んできませんでした。ノウハウを蓄積してこなかったこともあり、新たに開発となるとおそらく1チームを専念させて3か月はかかったと思います。
さらに、どうしても利用している現製品との連携を前提に考えてしまうので、今あるモニタリングツールでどう見せるのか、そことどのように繋いでいくのか、サーバを監視と同居させるかなどが課題です。
当然社内では、開発の優先度を考慮する必要がありますので、自社のリソースは自社の強みを生かす部分に当てていきたいと考えています。そうするとアラートに関する課題解決は、AlertHubを利用するのが一番効率的だと社内で判断いたしました。

今回の導入で、どのような効果が得られましたか?

橋本:アラート件数については、最終的に1/4程度に集約したいと考えており、現状の検証結果から考えると可能だと想定しています。設定がとても重要になりますが、今回最初に導入したお客様のところでは集約できるというアタリはついていますね。

今後さらに自動化していきたいことがあれば教えて下さい。

橋本:今、自動化はわりとAIの方に行っていますよね。実運用ベースでAIに判断を任せる時代があと何年後かに来るのかもしれないですし、自社でもやる事になるとは思うのですが、実際に運用している人たちの中では、今々は難しいというのが本音ではないかと思います。
年単位でAIに学習させている間に、さっさとKompiraで再起動してくれた方が早くていいね、というのは正直あると思います。
アラート起因で何かしらのアクションをするというのが基本で、必要な情報をユーザに一括して送ってあげるとか、一次切り分けの結果をきちんと返してあげるとか。そういったところがよりスムーズにやれることの方が今は大事だと考えています。
あとはクラウドの自動化で言うと、マルチクラウド環境の自動化をコントロールする部分ですね。Microsoft AzureとかAWS内での自動化が出来ても、マルチクラウド環境となると自動化ができないので、サードパーティが外側からしっかりコントロールできるところにニーズがあると考えています。