“アンチフラジャイル”な考え方
こんにちは。フィックスポイントの冨です。
先週、カオスエンジニアリングについて書いたのですが、
システムでも何でも、
運用であれば、
それに対して、
状況を調査して、
このような「わからなさ度合い」を表すのに、Cynefin(
- 単純系(Simple) - 問題も解法もわかっている
- 困難系(Complicated) - 分析すれば因果関係も構造も明確になるもの
- 複雑系(Complex) - 因果関係が複雑で、やってみないと分からないレベル
- カオス系(Chaotic) - 因果関係が見えず、突発的に発生した問題
と4つ(無秩序:Disorder を含めて5つという考えもある)に分類されます。
例えば、昨今の新型コロナでは、症状も感染力も未知数で、
もう一つ、システムの堅牢性のレベル感については
- フラジャイル(Fragile) - 大きな変化で大きな損害
- ロバスト(Robust) - 大きな変化でも大きな損害を出さない
- レジリエンス(Resilience) - 変化に強く、回復力が高い
などの言葉で紹介されます。
そして「アンチフラジャイル」ですが、「障害は起きる」前提で、 変化や障害に対処できるシステムを作る考え方です。 事前でも事後でも、
アンチフラジャイルの実践としてのカオスエンジニアリングでは、 複雑系やカオス系のトラブルに対応するために、 意図的に限定的なトラブルを起こして、その挙動を調べます。
そして、起こりうる問題の因果関係を明らかにして、
まさに「失敗から学ぶ」「雨降って地固まる」