システム運用用語集 System operation glossary
「バッチ(batch)」は日本語では一群、一団といった意味がありますが、バッチ処理とは一定量のデータを集め、あらかじめ登録した一連の手順を一括処理するための処理方法を意味します。
コンピュータが業務利用され始めた当初では、大量の業務データを処理する場合には、都度データを運ぶのは効率的でなく、また処理そのものにも時間がかかるため、勤務時間外に自動的にバッチ処理を動かすことも一般的でした。タスクスケジューリングを行い、大規模データを効率的に処理するため、コンピューターリソースを最大限に活用でき、また時間を有効活用できるといったメリットがあります。
その一方で、バッチ処理の特性上、リアルタイムでデータの集計状況を確認することができず、随時確認が必要なモニタリング業務などには適していません。またチケット予約システムのようなリアルタイムの応答が要求されるような場合も一括処理には向かず、順次実行を行うトランザクション処理が使われま
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