Kompiraミーティング2017秋開催レポート
大盛況のうちに終了!!
去る2017年10月17日(火)にKompiraミーティング2017秋を開催し、たくさんのお客様にご来場いただき、最新の運用自動化事例セミナーで大変参考になったとのお声を多数いただきました!
Kompiraミーティング2017秋 開催レポート
大盛況のうちに終了!!
現場が求める繋がる時代の次世代工場のIT運用基盤の姿とは?
-横河電機様-
横河電機 土居 昭一 氏
横河電機様では、80か国230拠点で工場のインフラ運用保守サービスを行っています。
IIoT化の流れで工場の様々な機器がインターネットに繋がり始めていますが、工場の現場ではITの知識がある方が少なく、また、現場の方が高齢化しており、新しい人材の採用も難しいのが現状です。インターネットに繋がったことにより便利になった反面、工場でもマルウェアなどのウイルスに頻繁に感染するケースが報告されており、セキュリティ対策が急務になっていました。
そこで工場のセキュリティ課題を自動化で解決するためにKompiraを基盤とした工場見守りサービスを開発しています。既に、10工場で導入が進んでおり、今後は世界に展開したいとの事です。
MSPの課題とその解決手法
-ソフィア総合研究所様・クララオンライン様・フィックスポイント-
ソフィア総合研究所 宝田 亮 氏
ソフィア総合研究所様では、 24時間体制のMSPチームがあります。お客様へのサービス提供が年々拡大していく中、それに伴う業務が大幅に増え、追加のご要望にお応えしきれないケースが課題になっていました。
ある程度スキルを持った人員の確保は難しいため、KompiraVOを採択し自動化していく流れとなりました。
現在はDMM様のZabbixのアラートをKompiraVOが受けて、自動でJIRAにチケットを作成するという業務を自動化しております。
クララオンライン 宇野 素史 氏
クララオンライン様では、管理台数が数千台以上あり、運用コストが高いという課題をお持ちでした。
そこで、電話連絡や障害復旧などの運用業務を自動化することで単純計算で30時間の短縮が見込めたため、KompiraVOを導入しました。
KompiraVOの特徴である自動電話通知機能は、Zabbixにもありますが、複雑な処理が出来ず、また数千台規模の大規模システムには向かないことが分かりました。
監視ツールNagiosとKompiraVOを連携させて自動化することにより、90%程度のコスト削減を実現出来ました。
今後は完全自動化を目指して人工知能やCRMシステムと連携していきたいとの事です。
フィックスポイント 髙橋 一郞
KompiraVOの開発者髙橋より、KompiraVOの開発時に考慮したことや苦労したことをお話ししました。
今後、より簡易的にユーザーがKompiraVOを利用できるように開発を進めていきたいとの事です。
失敗したくない人の為の自動化準備ガイド
-フィックスポイント-
フィックスポイント 溝江 真也
溝江は、これまで20件以上のKompiraを用いた運用自動化プロジェクトに携わってきました。
お客様の 自動化に携わる中で運用自動化ツールの選定以前にたくさんのつまづき要素があることに気が付きました。
ツール選定の前にまずは業務全体を把握し、自動化への課題整理をすることが大切です。課題整理をする前にツール選定から始めてしまうと、ツールを選ぶことが主となり逆に自動化が進まなくなり、本番運用になかなか乗せられないパターンが多く見受けられます。また、本番運用までに計画をしっかり立て、テストを行うことが大切です。
上記のような点を意識することで自動化の失敗は防げると思います。どんどん自動化を推進してみんなでハッピーになりましょうとの事です。
運用自動化で働き方改革
-フィックスポイント-
フィックスポイント 三角 正樹
働き方改革が待ったなしで進んでおりますが、表に出てくる施策としてPCやタブレットを配布しテレワークを行えるようにしたり、終業時間になればPCが強制的に止まるアプリを導入し帰宅を促したりと、システム運用部隊としてはすでに取り組み済みのものや、マッチしないものが大半です。
そこで、楽しい運用現場の働き方改革をテーマに、心理学をベースとして、現場の方が、自ら自動化を選択し、作業を効率化していくことで結果的に働き方改革ができる方法をご紹介しました。
Kompira 連携事例
-アイビーシー株式会社様 株式会社ユニリタ様-
アイビーシー 梶田 将成 氏
System AnswerG2を用いた、ハイブリットクラウンド環境の予兆検知や管理手法、G2とKompiraを連携した自動化手法をご紹介頂きました。
また、今冬にG2とKompiraが連携した自動電話通知オプションをリリース致します。
ユニリタ 長岸 厚司 氏
ITILベースの運用ワークフローツールLMISとKompiraの構成情報自動収集機能を用いた運用管理が楽になる仕組みをご紹介頂きました。
この連携により、構成情報が最新の状態に保たれ、効率的な運用管理が可能になります。