辛い、でも楽しい。自動化を語る日。

Kompira Meeting 2020 Session Log Kompira Meeting 2020 Session Log

ユーザーと一緒にシステム運用の
新常識を作る”Kompira”とは

株式会社フィックスポイント
プロダクトデベロップメント部 部長上野啓明

みなさんこんにちは。株式会社フィックスポイントの上野です。
今回は、「ユーザーと一緒にシステム運用の新常識を作る“Kompira”とは」と題して、Kompiraシリーズによる課題解決と、フィックスポイントがユーザーとともに目指す未来について、お話しします。

最初に、自己紹介をさせて頂きます。私は上野啓明と申しまして、フィックスポイントで製品開発を行う部門の部長をやらせて頂いております。
これまで様々な職種を経験してきていますが、アプリケーションの運用についてはベンダーとユーザー、双方の立場での経験があります。

Fixpointのビジョン

我々フィックスポイントはビジョンとして「次の自動化の世界を作る」と掲げています。
世の中のシステムが進化して、生活が便利になっていく中で、そのシステムの運用についてはどうだろう?という課題感があります。

システム運用にまつわる課題


システムの運用と一口に言っても、そこには様々な課題があります。私が過去に携わってきた運用の経験の中でも、日々システムの問題や課題解消に追われ、忙殺されていた印象があります。
こういった課題を現在のKompiraシリーズでどのように解決するかをご紹介したいと思います。

障害対応にまつわる課題


まずは障害対応にまつわる課題です。再起動の静観を忘れたことで、監視システムからアラートメールが大量に飛んできて、その間に別のシステムで発生した障害に気づけないこともあります。また、障害調査に必要なログが様々な機器にあり、取得方法がそれぞれ違っていることで調査に入る前に疲れてしまう。そんなことなどがあるかもしれません。

Kompira AlertHubで

大量のアラートに対しては、10月1日にリリースしたAlertHubが大きな効果を見せます。秒間2,000件の大量アラートを自動切り分けすることができ、重複したメッセージを省いて、初報のアラートだけをオペレータに通知することなどが可能になります。

Kompira Enterpriseで

ログ収集については、Kompira Enterpriseが効果的に活用でき、システム間を連携する処理基盤としての特長を活かせます。ログ取得のために手動で実行していた各種のコマンドを自動化でき、それをスケジュール実行することで、定期的なログ収集なども実現可能になります。

障害報告にまつわる課題


次に、障害報告にまつわる課題です。システムに問題が発生すると、監視からあがったアラートを確認して、オペレータが電話をかけてエスカレーションする、などといった対応を取られていることも多いのではないかと思います。
そして、そのエスカレーションされた問題の大半は、再起動で解消する場合が多く、対応手順として定められているものも、よく見かけます。

Kompira Pigeonで

そして、構成管理にまつわる課題ですが、管理対象の機器について細かく変更管理し、棚卸をしないと、いざ脆弱性が発生した場合に対象の機器がすぐに分からない、などといったことが起こります。
また社内ネットワークに、管理外の未知の機器が勝手に接続されても、すぐに気づけずにセキュリティ事故の原因になる、といったことがあります。

構成管理にまつわる課題


この課題に関してはKomira Pigeonを導入することで、電話でのエスカレーションを自動化できます。
さらに、かかってきた電話に対して、プッシュボタンの操作を行う事で再起動の実行に繋げる、といった拡張性も持っています。

Kompira Sonarで

ネットワーク内にどういった機器が存在するかは、Sonarがエージェントレスで構成情報を収集することができます。
構成情報を定期的に自動取得することで、問題が発生したときに対応すべき機器が何であるか、常に分かっている状態を保つことができます。

Kompira Sonarの連携で


Sonarのさらなる活用としては、収集した構成情報を端末のアクセス管理を行うシステムと連携し、未知の端末からのアクセスを自動遮断する、といったことも可能になってきます。

Kompiraのこれから


ここまでは、現在のKompiraシリーズで出来ることをお話ししてきましたが、Kompiraのこれからの構想について、ここでお話をしたいと思います。
Kompiraでは、システム運用の為の出社をゼロにすることを進めていきたいと考えています。
そこで、まずは運用対象の端末にセキュアにリモートアクセスするサービスの提供を予定しています。
そして、Kompiraの各サービスを統合して、仮想オペレーションセンターを実現することを目指しています。

さらにその先の構想としては、仮想オペレーションセンターに集められた膨大なデータを用いて、AIOpsを実現する未来を描いています。

Kompira SecureRemoteAccess(仮称)


先程お話したセキュアリモートアクセスですが、提供予定のサービスの概要を少し紹介させていただきます。
このサービスのポイントは、アクセスしたい端末に接続可能なネットワーク内にゲートウェイを配置するだけで、インターネット経由でありながら、セキュアなリモートアクセスを実現できることです。
また、作業の同時共有も可能とすることで、確実にメンテナンス作業を行えるようになる特長もあります。

Kompiraによる「仮想オペレーションセンター」


そして、今後Kompiraは各サービスを統合し、仮想オペレーションセンターとして、障害対応や構成管理など、オペレーションセンターを形作るプラットフォームを提供していきます。

Kompiraの目指すもの


フィックスポイントは、システム運用は人手だけで行う必要があり大変である、という思い込みや、運用業務はコストセンターとして評価されない扱いを受けてしまう、といったようなシステム運用に対する負のイメージを払拭していきたいと考えています。
是非、私たちと一緒にシステム運用の新常識を作って行きましょう。

ご清聴、ありがとうございました。

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